こんなことになるなんて、1年前のわたしは想像もしていなかった。
年末に会社を退職した。
好きな仕事だったけれど、ずっとしんどさを抱えながら働いていて、いよいよ駄目になる前に辞めようとやっと決心がついたのだ。
同じ業界で約10年。よく頑張った。
シフト制で毎日ばらばらの出勤時間や少なからずあったワンオペの時間、その日の忙しさによっては休憩を取れない日もあったし、理不尽に怒られたこともあった。
好きだったから辛さもどうにか耐えてきたけれど、きっとずっと緩やかに身体と心を壊してきたのだと思う。
正直、辞める前から危ないなという感じはしていた。
好きだった漫画が読めなくなったり、映画が見れなくなったり、朝起き上がるのに倍の時間がかかるようになったり、休日何もできなかったり。
たくさん予兆はあったけど、ぜんぶ、辞めて少し休めば解決すると思っていた。
それが、なんと、辞めたあとにがたがたと体調を崩し、メンタルまで体調に引っ張られて崩れ、こんなにも何もできなくなってしまうとは。
辞めたという開放感に、それまでピンと張っていた緊張の糸が切れてしまったのかもしれない。
そんなこんなで、今は療養という名の引きこもり生活をしている。
「よく休むんですよ」と言われるが、正直どうやって休めば良いのかまだわからない。できることが少ないから1日が長い。
でもどうにか、いろんなことが怖くなったり、億劫になったり、意味もなく涙を流したりしていた時間が、少しずつ少しずつ減ってきている気がする。
10年かけて壊したのだから、数ヶ月で戻るわけないよね、と何もできない自分を許せるようにもなってきた。
今日は動画を見て少し笑うことができた。
明日は元気だったらコンビニにお菓子を買いに行ってみようと思う。
元気じゃなかったら、ベッドでまた動画を眺めて、たまに笑えたらいいなと思う。
6/16/2024, 1:08:21 PM