そもそもここで言葉を綴り始めたのは、自分の居場所を広げたかったことと、自分の思いを自由に吐き出す場所が欲しかったからだ
でもそれは同時に、例え与えられた題に従って綴ったとしても、完全なフィクションを描いたとしても、自分自身の片鱗がチラホラと炙り出されてしまうものだ
自分の中に蠢く自分さえ気が付かないでいた、長年抑え込まれていたドロドロとした感情を掘り起こしてしまうことにもなる
もちろん、そのことは自分自身と向き合う良いチャンスではあるが、果たしてそれが必ずしも憂さ晴らしになる訳ではなく、それを受け止めきれない弱い自分は再び浮上して来れないほど打ちのめされてしまうこともある
そんな経験を繰り返すうちにこの気持ちは浄化されていくのだろうか…
それが、言葉を綴るということなのだろうか…
こんな思いが明日、もし晴れたら
いままでより、ずっとずっとマシなものが書けるようになるのだろうか
でも、その思いが晴れてしまったら、
そもそも書きたいというモチベーションも無くなるのかも知れない
それではまるで、賢者の石だ
でも…負のエネルギーがプラスに変わる時、思ってもみなかった力が湧いてくるのかも知れない
こんなことを綴っているうちにも、ムクムクと新たな思いが頭をもたげて来た気がする
明日はきっと晴れる気がする
『明日、もし晴れたら』
8/2/2024, 6:59:13 AM