柔らかな光が彼女の目に宿っていた。正真正銘、母の目。これまで見てきた中で1番柔らかな目をしていた。僕はこの人とは一緒にいてはいけないと思った。なぜかって?生に希望を持つ柔らかな目を持つ彼女と、死に希望をもつ僕とでは違うから。彼女が羨ましかった。柔らかな光なんて、もうどこにしまっておいたかも忘れてしまったから。
10/16/2024, 1:08:41 PM