「たまには、自分に素直になってもいいんじゃない?」
私はあなたに少しだけ強く言ってしまう。
あなたはまた自信のなさそうに、私のことを見る。
素直になっていいのか不安なのだろう。
昔から自信の無い人と分かってはいた。
それでもあなたがふと見せる笑顔に私の胸が高鳴るのを感じてここまで一緒にいることが出来た。
「あなたは頑張りすぎなのよ。もっと自分を褒めるべき」
「そうかな」
褒められていないのか、恥ずかしそうに顔を隠す。
その姿を見て私は、やっばりあなたのことが好きなんだなと思う。
3/5/2024, 3:36:10 PM