【こんな夢を見た】
「、ぇ、と...好き、です、///」
目の前にいるこいつは、俺の1つ下の幼なじみ兼、俺の好きな人である。
そんなこいつが頬を赤く染めながら俺に、好きだ、と言っている。
告白と受け取って良いのだろうか。
悩んでいるうちに、あいつの目に涙が滲んできた。
どうやら俺の無言を拒否だと受け取ったようだ。
「、ッぅ、ごめ、なさッ、わすれて、くださいッ」
えぐえぐと泣きながら謝る姿でさえ、可愛いと思う俺は末期だろう。
体が勝手に動き、目の前のこいつを抱き締める。
「、俺も、好き、、勘違い、するな」
「、ッほんと、ですか、ッ?」
肯定の意思としてキスをしようと、顔を近付ける。
-唇が触れる直前で目が覚めた。
こんな夢を見たのは久しぶりか。
懐かしい記憶が次々と蘇る。
今、俺の横ですやすやと心地良さそうに眠る、恋人との思い出が。
「大好き」
心なしか、すぅすぅと眠るその顔が、微笑んだような気がした。
るあ
1/23/2024, 12:29:07 PM