マシュマロの美脚

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君の背中を追って




僕は、彼女は出来るけどいつも長続きしない。
半年持たず別れてしまう。皆そっと

「〇〇は悪くないよ。私の気持ちの話しなの。」

そういって別れてく。
どうして?なんで?悪いとこあった?そう聞いたってあいまいに躱される。

なんで?どうして?ちゃんと彼女に恋してたのに。楽しく過ごせるようにリサーチしてたのに。
今付き合っている彼女も別れたくないだから全力を出した。出したのに今朝ラインでカフェに誘われた。

いつもは僕が誘うばかりなのに彼女から誘われるなんて何かしらあるはずだ。
ず〜んとした気持で彼女に会いに行く。
もちろん彼女と話す時は笑顔で、だ

そうやって時間5分前にカフェで彼女を待つ。少しして彼女がやってきたため、カフェへ入る。
空いている席を探して2人で着席をした。 
彼女は緊張した面持ちでテーブルをじっと見ている。
普段は頼んだコーヒーにすぐ口をつけるのに今日は飲まない。やっぱり緊張してるみたいだ。

少しして緊張した彼女に「別れないか、」そう言われてしまった。
やっぱりか、そうか、気まずさからかコーヒーを口に含む。

「分かった。僕といて君が幸せになれないなら別れよう。でも一つだけ聞いていい?」
「うん。……ごめんね」
「僕のどこが嫌だった?どうしてあげたら良かった?」

どんよりとした空気、彼女は今にも泣きそうだ。
僕の悪いとこを直せるなら別れないでいたい。
でも無理そうだ、彼女に無理は強いれない。

その後意を決したように彼女は話してくれた

「えっとね、まず〇〇が悪いわけじゃないんだ。どっちかと言えば私が悪くてね。最初は何でも卒無くこなせて気も利く所に惚れたんだ。君の背中を追って頑張ってたの。
でね、〇〇と付き合った後しばらくは楽しかったんだけど、なんというか〇〇が完璧すぎたの。
デートも私ばっかり遅刻して、そのデートですら〇〇に頼ってばっかりで情けなくなったんだ。
私がなにか言う前に色々してくれるでしょ?それで、なにか君にお返ししようと思ってもそんな事も必要無いくらい〇〇は完璧で私が君にとって要らない気がしたんだ。1回そう思っちゃったら色々きになってね。告白した時も〇〇はあんまり表情が変わらないし、いつも当たり前のようにニコニコしてる。
今日だって悲しい顔しなかった。
なんかほんとに私の事、好きなのかな…って……
ごめんね、疑ってるわけじゃないんだよ。でも、私、君にふさわしくない気がして。ごめんね、きっと〇〇にはもっといい人が居るよ。」


そういって彼女は千円を残してカフェを去っていった。

6/21/2025, 3:24:02 PM