あ、やってしまった。
これは、失言と呼ばれるものなのだろうか。
あぁ、どうしてしまったというものだ。
俺が言いたいことは、言うべきことではなかったのだろうか。
うるさいな。
いつまでも思春期を拗らせる自分が肩に乗っかっている。
ガキの自分に囚われたまま、離されない。
果たして、離さないのはガキの俺か、俺自身か。
早く割り切れたらいいものを。
「トラウマ由来のものだ」
カウンセラーは言うけれど、どうもそうは思えない。
そんな大層なものは何もない。
大したことはない。
それを、一番よく分かっているはずなのに。
気にしないもん勝ちの人生。
どう生きろと言うのだろうか。
いつかの、こんな自分すら忘れてただ普通に生きられている俺がいることを願う。
たまには、何かを描いてみてもいいと思った。
けれど、やはり俺から出てくるものは
なんというか、
くしゃみだけだった。
いつの間にか、取り残されてしまった。
どこかへ行こうとしても、足を引っ掛けられる。
また嘲笑が聞こえてきて、蹲る。
誰なんだ?俺は。
空に円を描く。
ぽっかり、あの世への道が開けばいいのに。
ぼんやりと思いながら。
別に、死にたいわけじゃないのにな。
ふと、気を抜いているときに考えることはこればかりで。
なんともおかしなものだ。
阿呆らしい。
期待をしない。
それには、自立と保身がある。
ただ俺は、保身だけしかない。
雨が降れば、
そろそろ紫陽花が咲くのか。
と、花のことはよく知らないが
いつかに誰かが口にしていた気がする。
そんな朧げな記憶でも、惨めにも拾い、何かに触れようとする。
結局、今日も何も思い出せるものはないのだけれど。
文を綴っても、一瞬で崩れ散るその様は可笑しい。
あぁそうだ、あれは自信作だった。
まだほんの一ページだったが、
久しぶりの物語だったんだ。
珍しく、読みやすさを意識して綴った。
あれは見て欲しかったなぁ。
まぁ、もう無いのだけれど。
4/10/2026, 3:18:41 AM