万点

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          「この場所で」

貴方と出会ったのも、貴方と別れたのも、
この、シオンの花が咲いた、時計台の下。

民衆の貴方。城に住む私。
私がよくても、周りは許してくれなかった。
平等な国から、王に支配されるようになったこの国。

時代の壁を破ることは、私にはできなかった。
これ以上、関係を続ければ、貴方の命が危ない。

私たちは、時計台の下で別れを交わした。

いつか、貴方と絶対に会う。
年をとってしわくちゃになっても、
この国が無くなっても、
私たちの愛は変わらない。私たちの愛は無くならない。


2/12/2024, 7:19:31 AM