空が泣いている。多分、その涙は雨。空が悲しんでいるんだ。何でだろう。この不純な世界を哀れんでいるのだ。
雨のことを何かに形容することは、よくある。その中でも、涙に例えることは多い。雨は悲しいイメージがあるからだろう。それでいて陰気で、何か弱気で。
それならば、雨を神様の尿だと信じて疑わなかった幼少期の僕はどうなのか。良く言えば、唯一無二の感性。悪く言えば、下品。ただ、その時の僕も雨がマイナスのイメージであることは感じていたのかもしれない(趣向は全く違うかもしれないが)。そんな僕だからいけない。美しい表現が思い浮かばないのだ。
今日の天気は晴れ。空が笑っている。
9/16/2024, 10:13:52 AM