#123 寂しさ
寂しさを抱えて夜を過ごす。
ひとりは、寂しい。
でもね、ひとりで居たいの。
あなたと過ごした夜は楽しかった。
ずっと続けばいいなと思っていたけど、
そうはいかないのが人間というもので。
私の楽園は、あっという間に壊れた。
なんで、どうして。
取り戻せないと分かっていたけど、
考えずにはいられなかった。辛かった。
時間が経って、
激情に苛まれることが減って。
代わりに、あの頃が懐かしくて、
寂しいと思うようになった。
そう。
私、寂しさに浸っているの。
あなたがいないなら、ひとりでいい。
寂しくていい。
寂しさが、今の私にとって宝物だから。
12/19/2023, 4:29:43 PM