今日もさよなら、太陽。
夕日になって、ぼくの前から(とりあえず)消えてゆく太陽。
冬は一挙に寒くなって、(本当に寒い日はたいして変わらなかったけど)
夏は一挙に涼しくなる。(まあ、熱帯夜はあるけどね)
蛍の光でも歌おうか?
感傷的に、ちょっと冷笑的に、
そしてわずかに、世界への悪意を込めて、夜が来るのを見ている…太陽のいないあいだに…
そう、太陽のいないあいだに…
ぼくはぼくの、燃える、陰火の醜い暗い………
毀れた夢を、叶えてしまおうと思うのだ。
ぼくを綺麗に「整え」て一輪の花に変えてしまおうとする魔法使いを、
ぼくのほうが、冷たい美しい標本に変えてしまって、生き延びる。
昼の教室は君の時間。
けれど夜がやって来れば………
この夜の全部がぼくの空間だ。
ぼくの魔法使い、太陽の無い世界の無力な君なら、ぼくは好きだよ。
君の目をどうやって塞ごうか………?
※はからずも昨日の続き。
4/7/2024, 10:19:41 AM