プラネタリウムで教えもらったあの星を見に行こう。
彼と別れて一週間が経った朝、思い付く。都会の光で見えないんだよと言っていたような気がするが、星の名前は忘れた。
まぁ、思い立った日が吉日?だったっけ。善は急げということで、入りそうなものをリュックに詰め込む。そうだ、近くの高台へ行こう。時刻は午後8:30コンビニのおでん片手に高台の階段を駆け上がる。
あら、今日は満月。
あの星を探していると、一際輝くものが…
なんて、月の光で全く見えない。
ざーんねん。星座のお話は綺麗だったのに、
みたかったなぁ。あっ、大根おいし。
男なんて星の数ほどいるんだからって、自分に言い聞かせて帰る。途中、たまたまリュックに入っていた、彼のジッポを見つけた。禁煙やめようかな。薫る煙は星雲になるのかもしれない。
2/10/2025, 2:55:06 PM