「しーっ、それ以上は言っちゃ駄目」
そう言うと、貴女は泣きそうな瞳でこちらを見つめてきた。
どうして?とでも言いたげな目だ。
誰しも自分の胸の内を口にする事を阻まれるのは辛いものだから。
でも、
「それだけは言っちゃ駄目」
その言葉は貴女の心にも私の心にも残ってしまうから。
何度でもリフレインされて、記憶に焼き付いてしまうから。
そうなってしまったら、もう忘れられなくなる。
貴女のまぶたをそっと手で覆った。
「……言わなくてもちゃんと伝わってるから、ね。」
その代わり、私の愛で全部包んであげる。
腕の中に閉じ込めて、ドロドロに溶かしてあげる。
もう何も要らないでしょ?
私以外、何もいらないでしょ?
甘い、甘い、愛で満たされて
深く、深く、溺れてしまえ
そのまま目を閉じた貴女に優しく口付けた。
ほら、言葉なんてなくても、甘い思い出に塗り替えてしまえば良いの
#sweet memories
5/17/2026, 4:18:23 PM