真夜中の星空を見上げる
都会ではほとんど見えない星たちだけど
星を見に行こうなんて気合を入れて行った場所では
見え過ぎて何が何やらわからない…
星座を見るなら、
プラネタリウムが一番いいな…なんて
ベランダでひとり呟く
世の中はもうとっくに寝静まった
眠れない僕を見つめているのは
神話の時代のものたちか
はたまた自分の先祖の霊か
寂しい夜を今日もひとり
それでも 何度だってこの時を待つのは
みんなで迎えるはずの昼間に
淋しさを感じるから
星座を眺めて想うのは
寂しくても淋しくない日常のこと
No2.『星座』
10/5/2024, 4:53:12 PM