私はずっと夢を見ている。
あぁ、今目の前にあるのが現実であることは分かっている、安心してくれ。
これはそう、確かに現実であるんだが――。
告白しようか。私は現実を正しく認識することができない。
目が悪いわけでも、幻覚が見える訳でもないのだが、単に入ってきた情報を脳が処理しないと言うか。
いや、幻覚は、見ようと思えば見えるのだが……そうなると幻覚と言うよりは妄想に近いのか?まぁそんなことはどうでもいいのだ、ほんとうに。
ただずっと本物の現実が見えないんだ。いや、見えるのだが、現実味が湧かないと言うか。現実にしてはあまりにも薄味なのだ。なにも……。
おっと、こんなお題だったから、つい勝手な独白を書いてしまった。どうでも良かっただろう、謝罪させてくれ。
本当に締まらない話だったな。仕方ない、こういう時は名言を借りるに限る。私の好きなゲームのキャラクターの手記だ。良ければ調べてくれ。では。
夢が現実なのか、現実が夢なのか。
バルドゥークの冒険を通して私が辿り着いた答えは酷く単純だ。
「どちらでもいいではないか。」
どちらが真実なのか――ではない。どちらも真実なのだ。
いずれをも肯定して受け入れ、そして未来を生きて行こう。
アドル・クリスティン24歳時の冒険を描いた冒険日誌『バルドゥークの檻』より
4/16/2026, 10:47:49 AM