古びた書物の1ページ

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『流れ星に願いを』

辺りがしんと静まり返った夜中

眠っている時くらい楽をしたって良いだろうに
そう思いながら
僕は君の閉じた目から溢れ落ちる雫をそっとなめた。

まるで流れ星のようにキラキラしていたけれど
君が苦しんでいることくらい僕にも分かるよ。

もし、願いが叶うなら、
僕も人になれたら良いのに。

そうすれば、君を守ってあげられるのに。

だけどそんな魔法は使えない。

だからせめて、
「君が明日、笑えるように」
そう、流れ星にお祈りしよう。

おやすみ

4/25/2024, 12:31:10 PM