心は、思っているよりも
頑丈で
痛みや、悲鳴を無視しても
身体に、引っ付けておけば
見失うはずも無いと
そう思っていた。
油もささず、休憩もとらず
ギィーギィーと歯車が軋み始めても
「まだ、大丈夫」と
心と身体が、どれだけ重たさを
感じても動くのだからと
過信していた。
そうして、壊れてはじめて知る。
心と身体は、ひとつであったこと。
一度壊れた物を
組み立て直すのは簡単ではないこと。
心が壊れると、身体が壊れる。
けれど、日常を失っても
世界はそれを気にはしてくれない。
壊したのは、お前だろうと。
だからなんだ、働けと。
馬鹿みたいだなぁと、思いながら。
もっと馬鹿だった自分の為に
少し泣いた。
【お題:心の健康】
8/13/2024, 10:58:55 PM