色々、あって仕事をやめた。
それから、2年経って今では別の会社で働いている。日々の業務をこなすなか、上司から郵便局にいってほしいと頼まれた。断れるはずもなく、郵便局に向かうことになったがそのときの気持ちは憂鬱そのものであった。先ほどの文章でご理解いただけたかと思うが、これから向かう郵便局こそ私の前の勤め先である。郵便局に向かう私の気持ちは複雑なもので、忘れられていたらショックだなと思う一方で気づいてほしくないなと思ったりもした。
ついに、郵便局にたどり着いた。窓口に並んでいるとき、後ろから「○○さん、久しぶり」と声をかけられた。2年も経ったものの覚えてもらえていた。短い間だけど、近況などを語ることもできた。退職のとき、頂いた花束は枯れてしまった。しかし、働くなかで築き上げた思い出は誰かの胸の中に残り続ける。
2/4/2025, 3:20:10 PM