雪明かりの夜
冬の夜は雪が街灯や月の光を反射させるので、ほのかに明るい。自分の足元に目線を向けると、さまざまな足跡がある。大きな足跡や、幼子のものだと思われる可愛らしい小さな足跡、犬の足跡など、見ていて飽きない。
私だけではないと思うが、足跡の軌跡を見守ることは成長した今でも無意識的にやってしまう。軌跡が途絶えてしまったり、自分の行く方向とは全く別の方向に行ってしまう時は、まるで友人と別れる時のような喪失感が燻る。気を取り直して、再び新たな足跡の軌跡を狙い定め、見守る。それが私の冬の日課なのです。
わざと誰も通らない道に突き進み、雪を蹴飛ばして、遊ぶこともある。雪が靴の中に入ってしまうが、それもまた一興だとその時だけは思えた。きっと、私の足跡を見て嘲る人もいるだろう。なぜだか悪い気はしない。
そして一日の最後に、明日の雪かきのことを考えて、鬱積した思いに浸りながら眠りにつく。冬は、雪だけでなく、憂鬱な思いも積もるらしいです。
12/26/2025, 7:25:25 PM