【あの夢の続きを】

君から告げられた｢別れたい｣の一言
二度と傷つけぬようにと
しかし、それは君の自己満足で
私の心に未来永劫消えない傷をつけた

なのに今日、君は｢寂しい｣と縋った
私は君を求めてしまった
そこに君からの愛等無いのに
君の言葉に縋ってしまった

しっかりと引いたはずの透明な境界線
それが今、君の涙で曖昧にぼやけていく
叶えては行けない君からの｢会いたい｣
言葉だけの｢愛してる｣

君の｢愛してる｣が、私を包み込むけれど
その愛に中身など無くて
過去の美化された思い出に縋り
君の言葉を鵜呑みにしてしまう

分かっているのに
君の言葉を信じてしまう
君の優しさに縋ってしまう
君を愛してしまう

愛してない振りをして突き放す事が出来ない
君の優しさに縋ることで今を生きれるから
君との夢がもう二度と覚めぬように
この甘くて優しい夢が続くように

風が吹き抜ける
冷たく、静かに、そして突き刺すように
私の心の温度を冷ましていく
君の心がここにはもう無いことを突きつける

あぁ、どうかもう一度
あの夢の続きを見せて
あの時のように甘くて暖かな夢を
君の心がここにあった時のような

1/12/2025, 8:15:10 PM