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“たとえ間違いだったとしても”

彼は快晴の空に誓って死んでしまいました。
どうしても都合が悪かったようで。

そんな子だったんだ、と納得しようと脳は動きます。

一人一人精神の許容量は違います。
彼はきっと許容量が他とは格段に少なかったのでしょう。

快晴のような明るさもどこか不自然だったのでしょう。
弱音を吐かないその心持ちも異常だったのでしょう。

それが本人には当たり前になっているから
だから死んでしまったのでしょう。

いや、嘘だ。
彼は物静かで明るくはなかった。
弱音も吐いていたが周りには届かなかった。
彼の見る世界と彼以外が見る世界は違いすぎる。

死人に口なしとはよく言ったもんだ。
彼自身から語られなければ憶測になるかもしれない。
そんな矛盾ばかり気にしていては、
私もいつか飛び降りてしまうのだろうか。

4/22/2026, 7:21:12 PM