目を閉じる。瞼の裏に浮かぶのは、こちらを振り向いて笑う彼の顔。もう一度、彼に会いたい。 彼はあちらで元気にしているかしら。また、あの星のように輝く笑顔を皆に振りまいて、愛されているのかしら。ただもう一度、流れ星のようにやってきて、輝いて、そして去っていった彼を一目見たいだけ。流れ星に願いを。ただ1つ。彼にまた、一目だけでも会わせて下さい。そんな叶わない願いは、私の瞳から流れ落ちる星にとけてぽたりと落ちた。「流れ星に願いを」
4/25/2023, 1:29:22 PM