雫
君の涙の雫を掬おうとしたが、僕の掌は受け止めない。
僕はここにいるよ。
目の前に。泣かないで。
ポロポロと雫が溢れる。
誰かが君の肩を抱き、涙の雫を受け止め、拭う。
黒い服を着た人たち
僕はその皆に見られている。
あ、親友…何でそんなに怒っているんだ?
すり抜けていく。
親父、母さん、兄貴、どうして皆、泣いてる?
僕はどうしたんだ?
体が浮いていく。
僕の写真 祭壇 線香 花
ああ、僕はもう皆とはいられないんだ。
君はケガしてないんだね。
良かった。痛いの嫌いだものな。
雨の日に思い出して。
雫になって会いに行くよ。
4/21/2026, 11:22:03 AM