優しさだけで、きっと
好きな人お前だから、と君は顔を赤らめながら言った。
まさか私だったとは。
当たって砕けろなんて言わなきゃ良かったな、
そう後悔してももう遅かった。
君は私の返事を待っている。
ごめん、という言葉を待っている。
だから君の期待に応えた。
ごめん、という言葉を放った。
君は少しスッキリしたような顔をして、
ありがとう、と言い私に背を向けた。
君もそうなんだね。
私から離れて行くんだね。
わかってるよ。
優しさだけじゃ幸せになれないことくらい。
5/3/2026, 8:19:28 AM