彼女は確か、好きな物には一直線だった。だから、何かをめざしている彼女はとても美しかった。なのに、彼女の努力は報われなくて、俺だけ先に進んでしまって。だから、彼女はこの世から去ってしまった。彼女も、俺も分かっていた。俺なんかがこのステージに立つ権利なんて無いことを。今でも忘れられない。忘れたくても、忘れられないんだ。彼女の、泣き顔が。
10/17/2023, 12:19:37 PM