今朝、道端で子猫を見つけた。
捨て猫だろうか、近くに転がっていた空の段ボールからそう推測する
目は空いている、足取りもしっかりしている。
いつ頃からここにいたのか分からないが、子猫の体調は安定しているようでひとまず安堵した
警戒させないように、ゆっくり手を出してそっと持ち上げる
たんぽぽの綿毛のように軽くてふわふわなその身体の奥で、しっかりと鼓動する命の重さがあった。
すると、急に地面から足が離れたことに驚いたのか
子猫の身体がぐにゃんと捻れた、落としたら大変だ、いくら猫でもまだ産まれたばかりなのだから
慌てて抱え込むように抱き直すと、逃げる選択肢を潰された子猫は小さな歯で僕の手を噛んだ
「いたっ...!」
子猫だがちゃんと痛かった。
11/16/2024, 9:17:14 AM