YOU

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「天気が良いし、公園に行かない?」
そう言ってキミを公園に連れ出し、芝生にシートを敷いて他愛ない話をしながら
「ちょっと横になってもいい?」
自分が先に寝転がり
「気持ちいい。キミも横になりなよ」
と、横になるように誘い、心地良い風が吹く、ぽかぽかな太陽の下で、俺の思惑通りにキミは寝息を立てている。
「強引だったけど、連れ出して良かった。やっぱり疲れてたんだな」
キミと一緒に住むようになって、お互いに仕事をしているのに
「あなたの方が疲れてるでしょ。私はあなたの支えになりたいの」
家事全般をキミがしてくれていた。
しかも、今日は休みだというのに、のんびりするどころか、何かしら動いている。家にいるとキミはゆっくりできないだろう。そう判断し、ゆっくりできそうな公園に連れて来た。
「俺だって、キミを支えたいんだけどな」
ムリをしすぎてしまう前にきちんと話をしよう。そう心に決め、キミが起きるまで、キミの寝顔を見つめていたのだった。

11/26/2024, 7:37:21 AM