『クリスタル』
『お前の瞳は綺麗だな』
そう、幼馴染に言われた
『そうか?』
『あぁ、とっても綺麗だ。まるでクリスタルみたいだ』
『いるか?笑』
『俺には合わないよ笑。お前だから似合うんだ』
その言葉に無性に嬉しくなった。
『そっか…。ありがと』
『…なぁ、お前に言わなきゃいけないことがあるんだ』
『どうした?もしや!…告白か?!』
『あぁ、そうだよ』
『俺からの愛の告白』
『!?』
『俺と、付き合ってください!!』
『……泣』
『!?そんなに嫌だったか!?』
『ううん。嬉しいんだ。私もずっと貴方が好きだったから。』
『うれしい。これからよろしくね』
『こちらこそ、よろしくね』
―数年後―
『君の瞳はいつまで経っても綺麗だ』
『それ、告白前にも言われた笑』
『本当に綺麗だから』
『いつまで経っても私の瞳は君だけしか映してないよ』
『俺だって』
ふふ。
楽しい
貴方は私の瞳をクリスタルみたいだって言うけど、
貴方の瞳だって、クリスタルみたいに綺麗だよ。
希望にあふれたその瞳は、どんなクリスタルよりも
美しい
貴方は/君は、僕の/私の、大切なクリスタル(恋人)
7/2/2025, 1:00:41 PM