SAKURA・Lemon

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_朝日の温もり_


日曜日の朝。いつもよりも遅く起きた。朝日が照らされていて、ご機嫌に伸びをしてベットから降りると、いつもなら彼の方が早く起きて朝食の準備をしてくれていて、とっても優しい彼が、ベットの隣でまだ眠っていた。

私はいるはずも無い彼がまだ隣で寝ていて少しびっくりした。最近、ちょっと疲れ気味だったからかな…。
私は彼のぐっすり眠っている顔をまじまじと見つめた。
いつもはこんなに見つめる事もないから…少しドキドキするなぁ。

彼の、一定に優しく呼吸をする音。ふわふわとした髪。私に近づいて寝ていたであろう、凄く距離が近かった。
いつもは何処かクールでかっこいい彼、すやすやと眠っている顔を見ていると凄く可愛らしく見えた。
そんな彼がとても愛しく思えて、思わず頭を撫でた。
…ふふ、いつもと立場が逆ですよ〜。

まだ、寝てても良いからね。今日は私が貴方のために張り切って朝食を作ってあげるから。

朝日が照らされているカーテンを静かに開けて、彼のために作る朝食に沢山の愛を込めて作りました。

6/9/2024, 2:22:08 PM