圧倒的にペンギン

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【鋭い眼差し】

私はいい人。
人助けが趣味だ。

私があてもなく歩いていると公園で寝ている男性を見つけた。
注意してやろう。

私「昼間から働きもしないでいいご身分ですね。人生舐めてます?」

男性「なんすか急に。カルトの人ですか?」

私はあきれてゲロを吐いた。
びちゃびちゃ。

男性「え?やば。すみません。仕事サボって休んでるだけですけど何か?」

なんてやつだ。
これが日本型雇用制度の闇か。
私は男に鋭い眼差しを向けた。

私「お前みたいな奴がいるせいで日本の経済は停滞してるんだ。分かってんのか!」
バキィボキァ。

男性「痛。やめてくださいよホントに」

私「土下座しろ」

男性「え?」

私「土下座ちろぉおおおおぉぉぉーーー」
私はたまたま持っていた日本刀を抜いて切りかかった。
悪く思うなよ。これも全て私の視界に入ったお前が悪い。

そうして一人の儚い命が消えた。

〜その後。警察署にて。

男性「アイツは一体何者だったんですか?」

ポリスマン「ただの無職だよ」

10/15/2024, 10:12:12 AM