※同性愛含まれます。長文失礼します。
この物語はすべてフィクションであり登場する方は
みんな架空の人物です。
授業が終わって放課後になり
私は保健室に真っ先に向かった。
ガラガラガラ…!
「あら柊さんどうしたの??」と
私に気づいた保健室のさつき先生は
私の方を向いてそう言った。
そして先生の隣に座っているのは職場内結婚した
旦那さんで私に気づいて一緒になって
こっちの方をみている。
「おい柊どうした?具合悪いのか」と旦那である
体育担当の藤山先生がそう言った。
体調悪いんじゃない…。
さつき先生に会いに来たのに。なんで藤山が隣にいるの。そこにふさわしいのは私なのに。
と私の心が醜い独占欲、嫉妬に駆られて爆発していた。
私はさつき先生と二人きりになりたくて途端に
嘘をついた。
「あっ!そうそう!藤山先生!校長先生が血相を
かえて先生のこと探してましたよ!
早く行ってあげてください」
「まじか!?俺なんかしたかな。ちょっと怖いけど俺行ってくる。じゃあさつきまた後でな。
柊、教えてくれてありがとな。」といった後、
保健室を出ていった。
そっか…。先生の事さつきって呼んでるんだ。
しかも、家に帰ったら先生の事独り占めできるなんて
ズルすぎる。
と心の中で言ったと思ったけど独り言のように
ボソボソと声に出てしまっていたらしい。
「あらあらヤキモチ妬きのさやかちゃん可愛すぎ」
とさつき先生に聞かれてて私の隣に来てたのにも気づかずに咄嗟に優しい声で耳元に近づき囁やかれた。
「こ、こども扱いしないでよ…。だって藤山のやつ
先生にベッタリしすぎなんだもん。」
「でも今からはさやかと2人きりの時間だよ。
ほらおいで。。」
と両手を広げてハグを待ってる体制をとっていた。
そういうところさつき先生もズルいよと思いつつ
私はさつき先生の言葉に甘えてハグをした。
さつき先生のシャツから香水の甘い香りが
ふんわりと匂い、しかも近くで先生の事感じれるのがとても幸せ…。
この関係を友達にも親にも誰にも知られたくない。
2人だけの秘密にしていたい。
5/3/2024, 1:03:51 PM