ある日、クラスであまり話していない女子から突然話しかけられた。
・・・・・
××くん、明日世界が終わるなら何がしたい?
なんだろうな、僕は美味しいものをたらふく食べたいかな。
そう?私は好きな人に告白したいな。
告白?そりゃいいね!
誰にかい?
少しおっちょこちょいで食いしん坊だけど優しい人!
ふーん。〇〇のことかい?
ううん。違う。
・・・・・
このあとはまったく違う話になった。果たして彼女の本意は何だったのだろうか?
いまになったら知る由もない。ただ優しいかどうかはわからないが、おっちょこちょいも食いしん坊も私に当てはまる特徴だ。
たまに今でも時々思い出す。その後のいっさい私と視線を合わせようとしなかった、彼女の妙によそよそしい態度を。
あの時僕がもっと違う返答をしてたら?彼女と親しくなろうと積極的になれたら?
このことを思い出すたびに私は冗談混じりに思う。世界なんか終わっちまえばよかったんだと。そしたらこんなことを考えて、彼女に片想いなのか両思いなのかもわからないような、ほのかな想いを寄せずに済んだかもしれないのに。
5/6/2026, 3:37:53 PM