ふとした瞬間午後の日差しがカップに揺れるページの隙間から 風がこぼれる何気ない静けさのなか心に小さな波が立つふとした瞬間君の声が耳もとで蘇る笑った顔も 拗ねた横顔もまぶたの裏に優しく浮かぶ時計の針がゆっくり進むたび忘れたはずの想いがそっと戻ってくる何でもない日常のすきま光が差し込んで私はまた 大切なものを思い出すふとした瞬間に恋しさが 静かに目を覚ます
4/27/2025, 11:44:02 AM