まだ僕らが学生だった頃いつの間にか降っていた雪が外の世界をうんと冷やして何も知らず校舎から出てきた僕らは口を揃えて寒い寒いと溢したその時吐いた息が白く染まるのを君はゲームか何かの技みたいと笑った僕らはさっきまであんなに寒かったことも忘れてその技に夢中になってはしゃいだ今日僕の町にも雪が降った無意識に吐いたため息が白く染まって思わずその出来事を思い出した隣に君の影はないけれどいつだって君は僕の側に居る
12/18/2023, 3:02:23 PM