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貴女と見た星空、プラネタリウム。
突然、プラネタリウムに行こうなんて言うから一体どうしちゃったんだろうって思ったよ。

貴方とお付き合いを始めて、一年と数ヶ月。
性格も何もかも真反対な私達。
喧嘩も沢山して、その分仲直りも沢山した。
不思議と、別れたいとは思わないんだよね。
貴方となら、一生を共にしたいって思えるの。

外に出かけるのが好きな貴方。
家の中でまったり過ごすのが好きな私。

ゲームをするのが好きな貴方。
本を読むのが好きな私。

ショートケーキのイチゴは最初に食べる貴方。
イチゴは最後に残しておく私。

「珍しいね、プラネタリウムなんて。星とか興味あったんだ」
って言った私に、貴方はなんて返したっけ。

おかしいなぁ。

部屋中に広がる星空は、そりゃもう圧巻で、静かな空間に広がる美しい星達は、一つ一つがきらめきを宿している。

周りに座っている人々は勿論、隣に座っている貴方も、そんな星空に魅了されていた。

ただ、私だけは、きらめく星達よりも、そんな星達を見つめている貴方の瞳に釘付けになってしまった。
夜空に輝く星達よりも、もっとずっと綺麗だと思った。


あぁ、今の私の瞳も。

貴方という星に魅了され、きらめいていることでしょう。



『きらめき』

9/4/2024, 1:12:18 PM