早朝、カーテンの間から一筋の光が溢れる
緩やかな風が辺りに吹き抜けた
腕を伸ばして、伸びをする
うーん、とくぐもった声が漏れた
ふと隣を見ると、あなたがいる
大好きなあなたが、すやすやと隣で寝ている
かわいいなぁ
白い頬が薄紅色に色付いて、美味しそう
長い髪がベッドの上に広がっている
呼吸をするたび胸が上下して、
あぁ、生きているんだなぁ
って思える
毎朝、こんな小さなことで感動しているなんて
私が朝が苦手だと思っているあなたは
知らないだろうね
「好きだよ。」
寝ているあなたが起きないように、そっと呟く
柔らかい光が、ふたりを包み込んだ
10/16/2024, 10:40:49 AM