ずっと、それこそ生まれる前からずっと。
『生きていたくない』という思いがある
望まぬ妊娠の末、結婚する原因となった。予定日を過ぎても母親の腹から出てこないから引っ張り出された。
ポンポンと弟妹が増えて、愛される期間もその記憶も何一つ残らないまま成長した。
親にお願いする子、反抗する子、色んな感情をそのままぶつけ合える関係性が理解できない。親子であっても、兄弟でも、友達でも、教師や先輩後輩とかたくさんの人とそれぞれの関係があったのに、頼ったり頼られたりすることに違和感がある。
いつからか人と関わることに消極的になった。
好き嫌いなんかじゃ説明がつかない溝が相手と私の間にあって、それはどんどん深くなって埋まることはない。
たくさん考えた。現状をどうにかしたくて必死にもがいて努力して我慢して頭も口も身体も動かした。
何一つ効果はなかったし報われることもなかった。他人のことも自分のことも放り出した。なんだかよくわからない黒いものに飲み込まれて壊れていく感覚だけは覚えてる。
恨むことも悲しむことも何もない。
ただ自分には向いていなかった。生きることも人と関わることも努力や我慢も全部が、私には向いていない。
こういうことをね、少しでも口に出すと「病んでる」と言われて「構ってちゃん」と評され「可哀想」「役立たず」「邪魔」とか色んな言葉で『私』が作られる。
だから笑う。だから黙る。どんどん空っぽになる。
『病んでて可哀想な役立たずで邪魔な構ってちゃん』が出来上がる。
どこにも書けないとはいうけど、結局は承認欲求とか自己顕示欲とかを自制できなくて吐き出してるからね。
もう救いようのない嘘つきだよ。
【題:どこにも書けないこと】
2/7/2024, 1:32:10 PM