秋恋1943年 秋私はあの時、最初で最後の恋をした。勲章を付けて、背筋を伸ばし、歩いていた凛々しい軍人さん。名前も知らないあの人に、幼い頃の私の心は、一瞬にして奪われた。それからというもの、あの人を見かけた事は無かったけれど、。何十年経った今でも、秋になると軍服の足音が脳裏をこだまする。
10/10/2025, 4:08:58 AM