『春爛漫』見上げた視界いっぱいに、桜の花びらと、光のカケラが舞っていた。独り占めするのがもったいなくてスマホをかざしてみたけれど、残念ながらキミへのお土産にしたかったものはカメラじゃ収まらないらしい。ならば、と僕は両手を広げて深呼吸する。「今度、一緒に見に行こう」とキミを誘う僕の声に少しでもこの春のカケラが染み込むように。
3/27/2025, 12:27:03 PM