蓼 つづみ

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石造りの鳥居の向こうに、
細い参道が、小さな社へと続いている。

脇から伸びる大きな桜。

枝のあいだから、
溢れる光がやわらかく満ち、
花びらがひらひらと舞い降りる。

道には、触れられていない静けさ。

ただ、花びらだけが揺れ巡り、
光を掬いながら絶え間なく降りてくる。

散った時間が、淡い桃色に広がり、
静かに層を成していた。

題 桜散る

4/17/2026, 11:14:40 AM