あぁ、また。
母が癇癪を起こす。
多分、数分後に。
そんな予感がして、素足のまま裏口からそっと抜け出した。
二階建ての一軒家。
それが私の住む家。
そこまで大きくなく、傷んでいて、所々、床が軋む。
朝の四時頃。
母はルーティーンのように、大体決まった時間に癇癪を起こす。
理由はいろいろ。
うまく眠れないとか、スマホゲームで失敗したからとか、昨日の事を思い出したからとか。
そう言う時は、大体私にとばっちりがとんでくる。
きっと、いろいろあるんだろう。
早朝の空気は澄んでいて、時折、喉を突き刺すような寒い風がふく。
この季節になると、毎朝抜け出すのは億劫だ。
とは言っても、殺されてはたまらない。
素足のせいで、小さな石ころが足に突き刺さる。
足の裏はぼろぼろだ。
私は毎日、小さな川にかかった、小さな橋で暇をつぶす。
ほとんど誰も通らず、川に流れる水の音だけが聞こえるような場所だ。
川の水は凍るように冷たい。
それから、とても綺麗だ。
水をすくって、顔を洗う。
冷たい物を一気に口に入れた時のような感覚が大嫌いだ。
しかし、今日はあまり頭に響かなかった。
予感
フィクションですよ。中途半端なところで切ってごめんなさい。こういうの書きたかったんです。
10/21/2025, 11:29:14 AM