四片

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〝特別な存在〟

ある日、私は自覚してしまった。
この世は、親友がヒロインの世界だと。
不思議な雰囲気があるとは思っていたけれど、
それだけだと思っていた。
でも、高校に入ってからは、
親友は男子たちに異様なほどモテた。
ひと目で、何かを変えてしまうような魅力があった。
時には、私と親友を比べて、
少し気まずくなってしまうこともあった。
ただ、本当にいい子で、大好きで、
大切な親友だって、ずっと思っている。
だから、世界にとって特別な存在にはなれないけれど、
あなたの親友っていう特別な関係で居続けたい。

3/23/2024, 6:47:08 PM