海音

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特別な夜

おばあちゃんの家の屋上で、私は花火を見ていた。

将来のことも、人間関係のことも、頭の中で絡まって、
ほどけなかった。

夜空には星がいて、花火もいた。

どちらも同じように、きらきら輝いていた。

花火はすぐに消える。

でも、消える前には、ちゃんとそこにあった。

その夜、私は思った。

今の迷いも、いつか消える。

けれど、この夜みたいに、

確かに生きていた時間として残るのだ。

1/21/2026, 11:55:27 AM