きらめく街並み
イルミネーションがきらめく街並みを、キミと2人で歩く。
「思ったより、寒くなくて良かった」
バーで飲み、酔いざましに歩くか。と店を出たが、お酒を飲んでいることもあり、吐く息は少し白くても、寒くはなかった。
「そうだね」
のんびりと駅に向かって歩いていると、一段とキラキラした光が見えてくる。
「あ、ツリーだ」
クリスマスツリーに気付いたキミは、小走りに駆けていく。
「走ると危ないぞ」
昨日まではなかったツリー。まばゆい光が闇夜を照らしている。
「そっか。クリスマスまでもうすぐか」
ゆっくりとキミの後を追いながら、同僚であるキミとの関係を、一歩進めるためのプレゼントを考えるのだった。
12/6/2025, 9:36:41 AM