「生きたい。」沈黙が続く。そう言い放たれた言葉が、酷く耳にこびりついた。掠れ、少しの風で消え失せそうなほどに弱々しい。今の彼がどんな表情をしているのか。 想像が、出来なかった。したくなかった。「ごめん」私の声は彼よりも小さくて、弱かっただろう。声も。心も。
3/18/2025, 1:18:39 PM