紙のめくるいい音がする。
「ハレルヤ何読んでるの?」
ソファーに座るハレルヤの横に私は座り訊く。
「ん?これはね、心優しい男の子が仲間の動物達と一緒に悪者と戦うお話」
ハレルヤは読む手を止めてこちらを見て優しい笑顔を見せながら言った。
「そうなんだ」
ハレルヤは読書が好きみたいで暇があれば本を読んでいる。本に目線を落とすハレルヤの綺麗な瞳、長いまつ毛、女の子かと見違える程だ。
(その視線…私に向けてたら良いのに)
なんて思ってしまった。
「?ネオどうしたの?」
私が目線を送ってるのに気づいたのかハレルヤは声を掛かる。
「ううん、なんでもない」
「そう?」
そう言ってまた本を読むハレルヤを私はただ見つめる。
(私も本、読んでみようかな…)
秋は始まったばかり。
そうやって夜は更けてく
9/2/2025, 11:30:48 AM