4階の窓から外へ、ルーズリーフで作った紙飛行機を飛ばす。
飛行機の中には、最近あった、先生の面白エピソードとか、俺の家族のちょっとおかしなエピソードとか、そんなものが書いてある。誰かに読まれたら良いな、そんでその人が笑ってくれたらもっと良いな。そう思いながら書いた。実にくだらない手紙。
紙飛行機はかなり上手く折れたようで、風に乗ってどんどんと遠ざかっていく。
俺は窓の外から視線を外して、あえて手紙の行方は見ないようにした。
だって、誰が見たか分かんない方が、なんかロマンがある気がしない?
2/19/2025, 4:26:56 AM