Rina

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どうして彼女は今の環境を抜け出してしまいたいと思うのか、尋ねても簡単には答えが返ってこないことは分かっている。だから私は左手に2つのグラスと右手にワイン瓶を持って彼女のもとへ。このワインは昨日コンビニで水道料金を払ったついでに何か買おうと思って買ったものである。「支払いを確認しましたので領収印押しました。」と店員の男性は言っていたな。と、そんなことを思い出したところで彼女の隣に腰を下ろす。と、想像より彼女の足先が血行悪そうに青黒くなっているのが目についた。とりあえず自分の分グラス7分目と彼女の分グラス8分目のまで注ぐ。結構なみなみ(波?!)と思われるかもしれないが並々とは何か、彼女が並々を嫌っている以上並々に注ぐことが許されないことはこれまでの経験上(そろそろ)学習せねばならない。さぁ、話を聞こうか。

#遠くの街へ

2/28/2024, 12:32:23 PM