ヨルガオ(短編小説)

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ガチャ

「…あれ。誰もいないの?」

玄関から、静まり返ったリビングを覗く。

「おかしいな…。どこ行ったんだ」

リビングを見渡す。

ふと、カーテンの下を見た。

足だ。

中学2年の女の子の足がカーテンの裾から見える。

「………」

「みーつけた」

俺は勢いよくカーテンを開けた。

『あ………』

半泣き状態で、身体が震えている。

「隠れるって…なにしょうもない事してるんだよ」

『いや……誰か、助けて』

俺は、女の子の手足を縛り

車の荷台へ乗せた。


ーカーテンー

10/11/2023, 10:09:11 PM