夏
「あっぢぃぃ〜・・・」
見上げれば、どこまでも青い空。ギラギラ輝く太陽。
拭いても拭いても流れてくる汗を拭う。少しヒリヒリするのは、日焼けしたんだろう。
「休憩しよう・・・日陰はー」
こいでいた自転車を止め、あたりを見回す。
今は昼時。太陽は真上にあり、日陰はあっても小さかった。運が良いことに、木が密集している場所にそれなりの日陰があり、ありがたく使わせてもらうことにした。
背負っていたカバンから、水筒を取り出す。
出かける前に、できるだけ氷を入れておいたけど、もう既に生ぬるくなってしまった麦茶を飲む。
「ぷっはー!!うまい!!!!」
喉がカラカラだったので、麦茶が美味しく感じられた。
枝越しに空を見上げる。遠くに入道雲が見える。
「夏だなぁ〜」
帰ったらアイス食べようと決めて、自転車に乗った。
6/28/2023, 10:53:45 AM